111回 「共存」
一等 栗田
講評 藤本
「共存」この言葉が示すことは非常に広く、すべてのものが共存にあると言えるのではないか、その中で一等になった栗田案は、時計の中を共存と捉えた案でした。
時計の中には、時間を刻む短針。分を刻む長針が共存している。
空間には赤と白の人。
白の人は、湾曲したガラスを乗り越えながら進む。
赤い人はガラスに沿って外周を進む。
二人は異なるスピードで進み、時に出合う。
時計の中で起きていることがうまく表現されており評価につながったと考える。
この案の評価ポイントは、湾曲したガラスを沿って進むこと、横断するように進むことで一つの図式に対して2つの捉え方をするというところにあったと思う。
次回のテーマは、「10年前」です。
参加者:栗田、齊藤、関、竹田、土田、中、林、藤本、渡辺、古谷(堀越研)