2024年度 原田研究室「SHU-MAI文庫」
第1回『群像』が4/19に開催されました。
課題文;
私たちの身の回りは数多くのモノで溢れている。それらは目に留めることもないなんでもないモノのようで、1つの空間に集積すると強い意志を持っているように感じられる。私たちは建築を通して、そういったメッセージをどのように盛り込むべきだろうか。
補足文1;
リビングの吹き抜けや螺旋階段、日差しを取り込む大きな開口部。日常の光景を描く様々なエレメントは、一つの大きな建築となって立ち現れる。そこで繰り広げられる、建築の群像劇とは。
補足文2;
群像とは多くの異なる要素が集まって一つの光景を形成するという意味である。それぞれ異なる個性や特徴を持った人物や物事が集合することにより、集団的意志を表現したり、独自の雰囲気や魅力を生み出す様子を表す。複数の登場人物によって物語が進行していく群像劇では、それぞれが独立しているように見えるが、全体を通して見ると一つのまとまりを持ったストーリーとして描かれる。この手法を用いて建築を考えてみたい。私たちの生活を構成する様々なエレメントを登場人物と捉え、建築という名のストーリーを展開する。多角的な視点から空間を思考することは新たな創造性を育むだろう。
※ SHU-MAI文庫についての概要と要項は下記の「SHU-MAI文庫」を参照ください。
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