Harada Masahiro Lab

原田真宏研究室ゼミ活動 「SYU-MAI」HP

[予告] 第157回 SHU-MAI文庫展『開架』

2024年度 原田研究室「SHU-MAI文庫」

SHU-MAI文庫の集大成となる外部展「SHU-MAI文庫展『開架』」を開催します。

メインフライヤー|デザイン : 細田雅人, 半田洋久

 

※ SHU-MAI文庫についての概要と要項は下記の「SHU-MAI文庫」を参照ください。

 

目次

 

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SHU-MAI文庫展『開架』

メインフライヤー(A4サイズ版)|デザイン : 細田雅人, 半田洋久

今回は本年度原田研究室学部4年生による自主ゼミ、SHU-MAI文庫における集大成となる外部展『開架』についての宣伝です。

SHU-MAI文庫というプロジェクトは、コンセプトの1つに「研究室外へと波及する、開かれた議論の場」を掲げて活動してまいりました。全9回のSHU-MAI文庫では、学内向けに議論シーンの公開と作品の展示(配架)を行ってきました。全部で72提案近く集まりましたが、私たちは遂には学内を超え、学外へと波及させたいと目論んでいます。

現在メンバー全員で、さまざまなイベント企画と展示構成を検討しております。この展示に向けて準備を進めている最中であります。今回の記事では準備過程を含め、コンテンツの一部を紹介しようと思いますので、ぜひご来場のきっかけになればと思います。

※本展示会への来場について、特に事前の予約などは必要ありません。ぜひお気軽にご来場ください。

 

SHU-MAI文庫展『開架』メンバー

SHU-MAI係
  • 細田雅人|会場統括
  • 半田洋久|企画統括
ゼミ長
  • 末松拓海|協賛・予算
会場部門
  • 田川歩知|会場代表|構成
  • 大池智美|計画
  • 鈴木創|構法
企画部門
  • 栗林亜佐子|企画代表|広報
  • 森日菜子|運営
  • 廣澤陸|渉外

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SHU-MAI文庫展『開架』 詳細

|会期・・・7/2 (火) ~ 7/4 (木)
|時間・・・9:00 ~ 17:00
|場所・・・芝浦工業大学 豊洲キャンパス 有元史郎記念交流プラザ
|入場料・・無料

展示期間内は「SHU-MAI文庫」メンバーが在廊します。

出入りは自由になりますので、適宜スタッフにお声がけください。

 

展示会内容

1. SHU-MAI文庫成果物の展示

会場イメージ|ドローイング : 細田雅人

全9回のSHU-MAI文庫成果物の展示を行います。

今までの学内展示をご覧になれなかった方も今回の展示でご覧になれます。各回ブースは各々が議論からの学びを経て、展示空間をキュレーションしたものになります。また、空間構成についてのメンバーが行っており、展示空間も見所の一つです。

 

2. SHU-MAI文庫のあゆみ

過去に撮影された写真のアーカイブ

今までのSHU-MAI文庫の軌跡を紹介します。

SHU-MAI文庫という議論の場が、どのように作られてきて、外部展に至るまでどのような歩みを経てきたのか。『開架』まで地続きとなったプロジェクトの全容をご覧いただけます。

 

3. 協賛ブース

協賛ブース図解|作成 : 末松拓海

今回の展示会を開催するにあたり、「特別協賛」に総合資格学院様、原田研究室の卒業生の皆様に連絡し、「卒業生協賛」をいただきました。

協賛してくださった皆様、本当にありがとうございます。

皆様にブースを用意させていただきました。卒業生協賛では、原田研究室の卒業生が何をしているのかご覧いただくことができます。原田研究室生として、いつの日か僕たちもまた再びここに戻ってくることができるようなイメージを持って、今回このようなブースを設けさせていただきました。自分たちの台では完結しない展示を目指しました。ぜひこちらもご覧ください。

 

4. アーカイブの配布

アーカイブスタディ|冊子作成 : 半田洋久

SHU-MAI文庫の作品、SHU-MAI文庫展『開架』のアーカイブを配布します。

今回のSHU-MAI文庫の活動記録として、最終的に製本することを裏の目標とし、現在SHU-MAI係の半田洋久(執筆者)が本のグラフィックデザインから自作で進めております。そのアーカイブの一部を、来場者は全員お持ち帰りしていただけます。全48ページの本のようなものを記録として持ち帰ることができます。その本に各々気に入った作品についてメモを取ることもできますし、大切に製本して保管用にすることもできます。無料でお持ち帰りいただけるので、ぜひこちらもお楽しみいただけると嬉しいです。
(先着約270名様分のみのご用意となります。予めご了承ください。)

 
5. 企画ブース|第7回『共用製図室から考えるコモンズ』ダイジェスト映像

録画開始前|撮影; 半田洋久

企画ブースではライブがない時でも、SHU-MAI係半田洋久が編集した過去回『共用製図室から考えるコモンズ』のダイジェスト映像(全8分程度)が放映されます。また、過去回の参加者プレゼン資料なども当日は企画ブースにおかれますので、作品の詳細が気になる場合はこちらをご覧いただくこともできます。

5. 企画ブース|ライブSHU-MAI文庫『退廃のすゝめ』

メインフライヤー|デザイン : 細田雅人, 半田洋久

企画ブースでは、最終日に「ライブSHU-MAI文庫」を開催します!

こちらのイベントは、全9回のうちのSHU-MAI文庫の最後の1回になります。そして、こちらのSHU-MAI文庫は当日芝浦工業大学の学生でなくても、どなたでも殴り込みで参加可能なものになっております。当日作品と選書をご持参いただければ、議論に参加することができます。今までのSHU-MAI文庫と同様に、議論の様子は公開し、ご来場いただいた皆さんはどなたでも見学いただくことができます。ぜひ、交流プラザでのSHU-MAI文庫もご覧いただければと思います。

 

ライブSHU-MAI文庫 『退廃のすゝめ』
|出題者 : 末松拓海(原田研究室学部4年 ゼミ長)
|テーマ : 退廃のすゝめ
※テーマ詳細、課題文は下記にてご覧ください。

|日程・・・・7/4 (木)
|時間・・・・13:00 ~ 16:00(予定)
|場所・・・・芝浦工業大学 豊洲キャンパス 有元史郎記念交流プラザ
|成果物・・・選書1冊, 任意の表現物
|参加費・・・無料
|参加資格・・不問
※ライブSHU-MAI中でも展示の見学はご自由にしていただけますので、お気軽にご来場ください。

 

※殴り込み可能ですが、人数把握のために、Google Fromによる参加申請の協力をお願いいたします。

⏬⏬ 参加フォームはこちら ⏬⏬

https://docs.google.com/forms/d/1lq2UC8Au7cYQWyBXOAPxnxp596ckObNrMWQn80MGvkA/viewform?pli=1&pli=1&edit_requested=true

 

開架準備の様子

スタディの様子|撮影 : 半田洋久

モックアップの様子|撮影 : 細田雅人, 田川歩知

今回の展示は企画立案から会場構成まで、全て原田研究室の学生だけで行なっています。

私たちが建築学部で設計を学んできた3年間少しの技術と知恵、アイデアを駆使し、展示会の空間構成の設計を行いました。建築学部で学んだ模型でのスタディ、スケッチの実現、モックアップによる実現性の検討、グラフィックデザイン、全ては展示会を作る上で必要なものだったと再認識することができるような過程を経ています。将来設計の仕事に就きたい学部生は、今学んでいることが、地続きに空間を作るということにつながっていると実感することができるかもしれません。

これらで制作したスタディの道具も含め、会期には会場で展示させていただきますので、そちらもぜひご覧いただけますと幸いです。

 

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最新情報はSNSより

原田研究室メンバーによって運営されているSNSにて、最新情報をご確認ください。

原田研究室 Instagramhttps://www.instagram.com/harada.lab/
原田研究室 X:https://x.com/hmstudio_sit

※ 新規で原田研究室公式Xを開設しました。SHU-MAI文庫展に向けて毎日ポストしていきますので、ぜひフォローお願いいたします。

 

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ライブSHU-MAI文庫のテーマ

第9回テーマ :『退廃のすゝめ』

第9回フライヤー|デザイン, 出題 : 末松拓海
課題文; 

建築が作りだす人々の営みについて、建築家なら誰しもが考えることでしょう。ですがその先はどうでしょうか。人がいなくなっても建築は残り続けてしまいます。そこであなたが考える理想の建築の死に方。退廃のすゝめを教えてください。

補足文1; 

人類は廃墟を必要とする。もし都市が簡単に造り変えることができるのであれば、都市建設に関して誰も強い責任を感じなくなるであろう。鉄筋コンクリートのような改築がきわめてむずかしい、不変の素材であって、はじめて人々は都市の建設に百年の計を盛り込もうとする。その中にこそ人類建設の夢がある。しかし、一国の文明に消長がある限り、その都市もいつかは無用の長物-遺跡と化し、やがて廃墟となる時が来る。(新建築1959 晴海高層アパート-将来への遺跡 より一部抜粋)

廃墟は異界との境界であり、荒廃した羅城門には鬼が住み、堕落した大寺には天狗も巣くった。人間の代わりに誰かが住まう。廃墟にはそんなイメージがつきまとう。(廃墟展-金沢文庫 より一部テキスト)

補足文2; 

出題には「理想の建築の死に方」と書きましたが、難しく考える必要はないでしょう。なぜな
ら設計という上り坂と、退廃という下り坂は同じ道なのです。人それぞれ大切にしていること、例えば全体性、エレメント、地域性、芸術性、文化的な価値、動植物、などが尊重されるべきです。むしろ設計行為よりも現実の呪縛から解放されて、足も軽いかもしれません。

 

※ SHU-MAI文庫についての概要と要項は下記の「SHU-MAI文庫」を参照ください。

 

※ 『開架』、『退廃のすゝめ』フライヤーは下記の場所でご自由にお取りいただけます。

芝浦工業大学 本部棟 9階 共用製図室前 可動棚

 

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みなさんのSHU-MAI文庫展『開架』のご来場と、ライブSHU-MAIのご参加楽しみにしております。当日は会場にてメンバー全員が在廊していると思いますので、お気軽にお声がけください。

今後、大きなご報告や告知はこの記事にて行います。最新情報はSNSをご覧ください。

 

協賛一覧

特別協賛
  • 総合資格学院
原田研究室 卒業生協賛
  • 株式会社micro development
  • CURIOATE
  • 赤羽異地番街
  • 文生堂 片山豪
  • 千代田エクスワンエンジニアリング株式会社
  • 匿名希望様

 

執筆 : 半田洋久