Harada Masahiro Lab

原田真宏研究室ゼミ活動 「SYU-MAI」HP

六十一回SHU-MAI結果

テーマ「視線」
同列一等:小川祥明,福山ふみの
講評:森野航平

 桜も散っていよいよ新年度に向けてエンジンがかかってくる今日この頃、本日は第六十一回のSHU-MAIの報告になります。
今回のテーマは「視線」です。
私たちが街や建物内を歩くとき、その多くを視覚情報に頼っています。そして人間の目は空間内のオブジェクトの間を絶え間なく移動しています。
とりわけ、私たちの扱う建築というものはなまじ大きいものだけに、より多くの視線を受けることになります。裏を返せば建築は視線を誘導しえる、ということになるのですが、今回はそういった提案が多かったように思います。




さて、票が割れた末に選出されたのが、福山さんと小川くんの空間提案です。
福山案


街中を歩くときにそこらじゅうに視線があるわけなのに、私たちはそれをあまり気にすることはない。
なぜなのか?
その疑問を地面に建てられた4面のうち、3面を外側に向けたマジックミラーとして考えてみないか、という提案です。
人はどういうときに認知するのかという興味深い議論で盛り上がりました。



小川案


対してこちらはより建築的な空間の提案となります。
人の視線を遮る高さに幕をおろし、道行く人のファッションに注目を集めてはどうか、というものです。
アパレル系の店舗の前に作ったらその店の商品の宣伝にもなるのでは、など具体的な計画まで持ち上がるなど、発展性のあるアイデアとなりました。


参加者
B4:石本、小川、加藤、須永、平良、田中、深山、福山、森野