テーマ：「原田先生」
一等：小池正夫
講評：小泉菜摘
今回のテーマは「原田先生」です。私たちの指導をしてくださる先生について考え、模型を作成しました。「原田先生」の人柄や作品を自分なりに考察してかたちづくったものや、「原田先生」と私たちの関係を表したものなどがありました。
今回の一等、小池さんの案
大学に入学してから四年間、私たちは授業やエスキスなどで「原田先生」の考え方や多分野にわたる知識の量を目の当たりにし、先生に対して「恐れ」や「物怖じ」という感情を抱いてきました。しかしその一方で、私たちは先生のことを「尊敬」し、「もっとよく知りたい」と思う。そして、その念を私たちに抱かせる所以は、先生が今までに「重ねてきた経験」にあると考えました。
この案では、経験を層に置換し、それによってできた「洞窟」に、私たちが「原田先生」に対して抱く感情を重ねることでかたちをつくりました。洞窟に対して恐れを感じながらも、それを探ってみたいという感情が、「原田先生」に対する私たちの感情と見事に合致しています。この洞窟は、初めは一本であったのに途中から二つに分かれたり、一番奥までは手が届かなかったりします。そんなところも恐怖と探究心を掻き立てる一助になっていると言えそうです。
次回のテーマは「つづく」です。
参加者：堀場、池田、杉山、中原、小池、岡本、児玉、小泉、三浦
