テーマ 「最終回」
一等:深山亜耶
講評:森野航平
今年度最後のシューマイは最終回、です。
この言葉から連想される題材として多く上がったのが、ドラマや映画の最終回でしょうか。登場人物はその後どうなったのか、
ということに注目した案が複数。また、いままでのシューマイの活動の総括といての最終回、という位置づけも複数ありました。
テーマ出題者の願いとしては、後者の方で考えて欲しかったという後日談があるのですが、それはさておき。
最後だから講評も有終の美を、等考えたのですが、それではこの活動の意義がなくなってしまいますので、あくまで通常通りに行こうと思います。最初にこういう断りを入れたというのも、実のところ今回はさほど空間的に新しい提案があったわけではない、というのが私の感想でした。
一等、深山さんの案
その中でも、空間が住み手によって増設されていく、という2つの案は現行のセルフビルドの域を出ないものではあったのですが、もう少し踏み込んだ提案ができれば面白そうだと思いました。セルフビルドにもド素人が家を建てると目を覆うばかりの惨状となるのは火を見るよりも明らかなので、現実的なところではハーフセルフビルドと言うものがあります。基礎、構造、設備など専門的なところは専門家に任せてしまおう、というやり方ですね。住み手が何を軸にして増築させていくのか、という方向性を持たせることができたのなら、建築家の提案としてはありなのではないしょうか。
以上をもちまして、今年度のシューマイは終了とさせていただきます。来年度のテーマは です。
参加者:石本、加藤、福山、深山、平良、田中、森野、須山、須永