Harada Masahiro Lab

原田真宏研究室ゼミ活動 「SYU-MAI」HP

第95回 「星座」

今回のテーマ「星座」
一等:小泉菜摘
講評:小泉菜摘


 今回のテーマは、七夕ということで「星座」です。古代の人が星と星をつなぎ、そこに様々な物語を授けました。そして私たちは誕生日によって自分の「星座」を持っています。その「星座」を使った占いに、一喜一憂する人もいるでしょう。
 また、かつて星は天球上に張り付いていると思われていたため、昔と今の星空の認識を比べると、二次元と三次元という違いが見られます。そして、私たちが見ている星の光は、何光年も昔のものです。今見ている星は、本当は存在していない可能性もあります。



今回の一等、小泉の案



 「星座」は、星という点を、頭の中で線で結んだものと考えました。点と点を線で結ぶ。その法則に従って空間をつくっていきました。さらに、空は星座によって、地上でいう住所のように区分されています。それを表すために全体を四分割するようにそれぞれの空間を配置しました。
 星を繋ぐように、自由に結ばれた一つの塊は、出っ張ったり引っ込んだりすることで色々な場所性を持った空間を持っています。一つの領域の中で完結するものもあれば、赤と緑の二つに領域にまたがって生まれた空間もあり、コモンスペースとプライベートスペースが曖昧になっているようです。星座の作り方に則して空間をつくった案でした。


 次回のテーマは「熱帯夜」です。


参加者:中原、池田、児玉、堀場、三浦、小泉、岡本