テーマ「映画のワンシーン」
一等：荒井俊貴
講評：内間絢美
今回のテーマは「映画のワンシーン」ということで、背景、コマ、切り取りなどのキーワードに着目した案が多かったです。一等の荒井くんの案は、最初に見える開口（ワンシーン）から複数の開口が見え、どの開口を選んでいくかで先の展望が変わっていくような、ストーリー展開のある空間の提案でした。集合住宅などに活かせそうな可能性を孕んでいて面白かったと思います。
荒井案
設計を考えるときにその建築がたったあとの物語も考えますが、その建築の見せ場をつくることを意識したいと、今回のテーマをやってみて改めて感じました。素敵な映画もずっと良い物語が単調に流れているわけではなくて、途中に印象的なワンシーンがあるから感動させられます。これは個人的な反省なのですが、今回、シーンという言葉に引っかかって風景を切り取ることに向かってしまいましたが、建築の中に見せ場のワンシーンをつくっていくことにもっと意識を向けられたらよかったなァと思います。
次回のテーマは「おにぎり」です。
参加者：B4荒井、内間、大野、菊地、北村、木俣、山口、吉田
