Harada Masahiro Lab

原田真宏研究室ゼミ活動 「SYU-MAI」HP

五十七回SHU-MAI結果

テーマ「平和」
一等:内間絢美
講評:内間絢美
 日本ではちょうど集団的自衛権行使の容認が閣議決定され、平和というテーマがまさにタイムリーでした。SHU-MAIも、「平和の裏に戦争があってこそ今が平和と感じる」、「本当は平和なんてないんじゃないか」など、なかなか重みのあるまじめなディスカッションになりました。
 今回、私は純粋に平和を象徴する空間を提案しました。中央へ向かってなだらかなスリバチ状になっており、カンポ広場のような人々が自然と集まる空間にしました。スリバチの曲線を延長すると、ひねられた壁が空へ向かってひらいた形になります。ひとつながりの壁には、輪という意味もあります。集まった人々の視線が空を仰ぎ、平和を願うような場所にしたいと思いました。
 平和について議論すると、平和の反義語が戦争だけではなく、また、平和という言葉もどの状況におかれるかで人によって受け止め方も異なり、本当に難しいテーマだと痛感しました。平和のかたちは様々あると思いますが、かたちの平和はあるでしょうか。今回のSHU-MAIでは、平和と聞くと、円や輪や球体を連想するというような意見がでました。それは中心性や対称性に均等とか平等さを感じるからかもしれません。



内間案



次回のテーマは「泡」です。
参加者:B4荒井、内間、大野、川口、菊地、北村、木俣、藤村、山口、山本、吉田