今回のテーマ「放課後」
一等:児玉美友紀
講評:小泉菜摘
今回のテーマは「放課後」です。小学校や中学校などで授業が終わった後のことを「放課後」といいます。「放課後」は、授業からの開放感や、逆に部活などが始まることへの憂鬱な気持ちも持ち合わせています。
「放課後」になると解放されるのは生徒だけではありません。授業が行われていた教室も同様に解放されます。生徒たちのいなくなった教室は、廃墟のようにみえるといった意見もありました。
今回の一等、児玉さんの案
「放課後」は、始まりははっきりしていますが、終わりは明確ではありません。授業が終わり、帰りのホームルームが終了すれば、私たちの時間は「放課後」に突入します。模型の手前にある小さな扉の開いた壁を抜けることを「放課後」の始まりとしています。扉を抜けた先にはひらけた空間が待っており、「放課後」の開放感を思い起こさせます。幾つか立ち並ぶ透明の壁は、各々が感じる放課後の終わりです。部活が終わったら、放課後は終わりなのか。はたまた自宅に帰るまでが放課後なのか。終わりは人それぞれでありつつ、自分でもどこまでが放課後かは、明確にはわかりません。その曖昧さを透明の壁を使って表現しました。
次回のテーマは「コンクリート」です。次回が今年最後のシューマイとなります。
参加者:杉山、児玉、小泉、安藤、堀場、池田、三浦