Harada Masahiro Lab

原田真宏研究室ゼミ活動 「SYU-MAI」HP

第79回 「未来」

テーマ「未来」
一等:藤本亮太
講評:藤本亮太


未来というぼんやりとした形をつかめないものが今回のテーマです。形はないものの必ず訪れるもので、未来は過去が積み重ねられてできていきます。形のないものを空間化するときのキーワードとして時間軸、積み重ねる、とこの二つを使っている人が多かったです。その中でも外的要因で過去や未来が変わることを形として空間化している人もいました。







自分の案も未来という形が掴めず、積み重ねていった結果出来るといったことはみんなと共通しています。違う点は人々は未来を考えるときなぜか斜め上をみるなと思いました。それを利用して斜め上に視界が抜ける空間を作りました。スラブに開けられたヴォイドの求心点をずらしていき、積層されたスラブの間から光という外的要素が入ってくることで一筋の斜めから入ってくる強い光とその周りからやんわり入ってくる光が目標通りにいかない未来を表しています。
未来を楽しく過ごすためにこれから積み重ねていくいまをいいものにしていこうと考えさせられました。