Harada Masahiro Lab

原田真宏研究室ゼミ活動 「SYU-MAI」HP

118回「出会い」

一等:藤本翔大 講評:関健太 本年度10回目。 いったいどのような出会いが形に表れているのだろうか。 テーマ「出会い」 一等案は藤本案。 2つの壁が平面的に限りなく接近し、その先の景色へと人々を導こうとしているもの。 1等作品 その先へと対象の人間…

117回 「童心にかえる」

一等 土田 講評 藤本 本年度9回目 前回の議論となった、面白さを出すための「遊び」 子供のころは、遊びにあふれた楽しい日々だった。 そんな子供のころをおもいだしてみることが、卒業設計を行うにあたって頭を柔軟にすことになるのではないかと言うことで…

116回「コーヒー牛乳」

一等:藤本翔大 講評:関健太 本年度8回目 前回の続きでもある今回の議題は「コーヒー牛乳」 7回目となる前回は完成と未完成について議論した。 前回の合理と合理の拮抗関係にある状況こそが未完成状態なのではないかという議論から、今回はコーヒーと牛乳…

115回 「完成と未完成」

一等:なし 講評:関健太 本年度7回目。 完成と未完成についての議論。 襖で空間を仕切ったり、あるいはそれを全て開くことで開放的な空間にできたりと、かつての日本建築にはそのようなフレキシブルさが存在していた。 時間は経過し、建築において個人の居…

114回「つつむ」

1等 土田 講評 藤本 テーマ「つつむ」 土田案 コンセプト「添い寝」 対象を包む関係を作る案が多い中で、この案は互いに包み合う関係をコンセプトにした唯一の案でした。 包む行為の関係性が相互に起きている状態、「添い寝」 AがBによって包まれ、BがAを包…

113回 「+α」

一等:藤本翔大 講評:関健太 本年度5回目。 多様化を続ける現代において、今はもはや単一なオーダーでは太刀打ちできない。 建築やあらゆる企画、イベント、プロダクトなど様々な分野において「+α」は必要事項となってきている。何を+するのか。+されて…

112回 「10年前」

一等:齊藤彬人 講評:関健太 本年度4回目。 10年前僕は〜だった。10年前君は〜をしていた。 「10年前」という言葉を私たちはいつしか口にするようになる。 私たちは何気ない日常で、ある種時間に支配された生き物なのだろうか。 だとすると時間とい…

111回 「共存」

一等 栗田 講評 藤本 「共存」この言葉が示すことは非常に広く、すべてのものが共存にあると言えるのではないか、その中で一等になった栗田案は、時計の中を共存と捉えた案でした。 時計の中には、時間を刻む短針。分を刻む長針が共存している。 空間には赤…

110回 「やっほー」

一等:丹下裕介 講評:関健太 本年度2回目。 『やっほー』という何気ない一言。それは登山者が自分の居場所を知らせる合図などに発する声であり、あるいはうれしいときなどに発する歓声でもある。 この“ ことば ”は私たちが暮らしている世界では日々何気な…

109回 「悪いから良い」

一等:渡辺 講評:藤本 本年度1回目。 新年度になるにあたり、新たに評価シートを導入することにしました。 多様化する社会の中では、建築の評価基準様々である。そこで一等のみが評価を受けるのではなく、それぞれが学習するために評価が可視化され、自身…

第108回 「セヴェラルネス」

今回のテーマ「セヴェラルネス」 一等:全作品 講評:平井悠大 本年第10回目。「セヴェラルネス」とは早稲田大学で建築史を教授する中谷礼仁氏が提唱した術語である。今回私達は模型製作期間中に原典を入手できなかったため、不明瞭な”セヴェラルネス”なる言…

第107回 「先生」

今回のテーマ「先生」 一等:木村健人 講評:平井悠大 2018年度、第9回目。我々を導くカリスマ性を感じさせる指導者としての「先生」。古来「先生」はその知的優越性の下に特権的尊敬を集めてきた人々でした。しかし、知識の並列化と多領域への知の分極が進…

第106回 「浮気」

今回のテーマ「浮気」 一等:宍戸元紀 講評:平井悠大 2018年度、第8回目。恋愛とは人間という種に固有の異性とのコミュニケーション方です。その理由としてヒトの頭脳の異常な発達があり、母体内で10ヶ月という期間をかけても胎児は他の哺乳類のようには成…

第105回 「梅雨前線」

今回のテーマ「梅雨前線」 一等:宍戸元紀 講評:平井悠大 ジメジメと湿度の高い日々が続きます。春から夏への間に訪れる陰性の強いこの時期は日本の雨季、梅雨です。 イメージ性の強い「梅雨前線」というテーマに対し、魅力的な作品が多くあつまりました。 …

第104回 「切羽詰まってる」

今回のテーマ「切羽詰まってる」 一等:林侑也 講評:平井悠大 本年度第6回目。切羽詰まってる我々が行う切羽詰まってるシューマイ。 今回の作品には「切羽詰まってる」状態に対し、2つのアプローチがあったように思います。作品によっては1,2のアプローチ…

第103回 「時間」

今回のテーマ「時間」 一等:藤澤睦 講評:平井悠大 本年度、第5回目。今回は、日程的に厳しい中での開催ということで、即日的に時間の制限を設けて模型製作を行いました。 近代社会における典型として、「時間」はひとつの尺度として扱われ、座標軸となりま…

第102回 「アイドル」

今回のテーマ「アイドル」 一等:平井悠大 講評:平井悠大 2018年度、第4回目。キラキラと輝くアイドル、人々の憧れの象徴です。”憧れ”は若さと親和性の高い感情であり、なにかに憧れ、そして失望することが成長の一つのプロセスとなります。 現実的に捉えた…

第101回 「病気」

今回のテーマ「病気」 一等:藤澤睦 講評:平井悠大 2018年度、第三回目。「病気」、ネガティブなイメージが付きまといますが、私たちが生きてゆく上で避けては通れない様態の一つでもあります。理性主義的な思想の元、歴史上「病気」という”異常”を克服…

第100回 「水中」

今回のテーマ「水中」 一等:加藤陽光、柴田敏樹講評:平井悠大 2018年度第二回目のシューマイを行いました。テーマは「水中」、前回「宇宙」に続く極限環境を想起させます。 プカプカ浮かんだり、サンゴ礁であったり、レジャーとしての水中の印象からくるポ…

第99回 「宇宙」

今回のテーマ「宇宙」一等:藤澤睦 講評:平井悠大2018年度第一回シューマイを行いました。テーマである「宇宙」は「地球外環境」としてだけではなく、世界認識のシステムとしての「コスモロジー」と捉えることができます。今回の作品は3つの系統に分類…

2018年始動

本年度も原田ゼミが始動いたしました。今後シューマイ等更新してゆく予定です。 2018年度も宜しくお願いいたします。

第98回 「コンクリート」

今回のテーマ「コンクリート」 一等:小泉菜摘 講評:小泉菜摘 今年度最後のシューマイ、テーマは「コンクリート」です。「コンクリート」はセメント、水、細骨材、粗骨材からなります。これらの材料の割合を決定することを調合といい、この調合が「コンクリ…

第97回 「放課後」

今回のテーマ「放課後」 一等:児玉美友紀 講評:小泉菜摘 今回のテーマは「放課後」です。小学校や中学校などで授業が終わった後のことを「放課後」といいます。「放課後」は、授業からの開放感や、逆に部活などが始まることへの憂鬱な気持ちも持ち合わせて…

第96回 「熱帯夜」

今回のテーマ「熱帯夜」 一等:小池正夫 講評:小泉菜摘 今回のテーマは熱帯夜です。日中の太陽の熱がアスファルトなどに吸収されて、夜になっても気温が25度を下回らないことを「熱帯夜」といいます。湿度によってベタベタしたり、不快感を覚えることも多い…

第95回 「星座」

今回のテーマ「星座」 一等:小泉菜摘 講評:小泉菜摘 今回のテーマは、七夕ということで「星座」です。古代の人が星と星をつなぎ、そこに様々な物語を授けました。そして私たちは誕生日によって自分の「星座」を持っています。その「星座」を使った占いに、…

第94回 「非常口」

今回のテーマ「非常口」 一等:小泉菜摘 講評:小泉菜摘 今回のテーマは「非常口」です。普段何気なく生活していると、「非常口」を意識することはあまりありません。しかし、日常の中ではただの出入り口として空間の中に溶け込んでいても、実際に災害にあっ…

第93回 「手紙」

今回のテーマ「手紙」 一等:安藤祐次朗 講評:小泉菜摘 今回のテーマは「手紙」です。「手紙」は書いた人の人となりが表れます。封筒や便せんを選ぶところから始め、文章の作り方や、切手にまで意識を配らせる人もいるでしょう。そうして「手紙」は完成しま…

第92回 「敵」

今回のテーマ「敵」 一等:安藤祐次朗 講評:小泉菜摘 今回のテーマは「敵」です。自分の甘さを「敵」として考えている案と、自分に害を与えるものを「敵」とする案が多かったように思われます。前者では中心にいる人物が自分で、それを囲むようになんらかの…

第91回 「恋人」

テーマ「恋人」 一等:堀場陸 講評:小泉菜摘 今回のテーマは「恋人」です。「恋人」を惑星に例えたり、二人の関係は「契約」であるとするなど、提案者それぞれの恋愛観がうかがえるテーマでした。 今回の一等、堀場さんの案 私たちがある人物に行為を寄せる…

第90回 「つづく」

テーマ「つづく」 一等:児玉美友紀 講評:小泉菜摘 今回のテーマは「つづく」です。「つづく」には、何かと何かをつないだり、次があることを約束したりします。そして「つづく」という言葉には、その先を想像させる力があるようです。 また「つづく」は、…